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プロをめざすために大切なこと

●みんなは何故プロになりたいの?

 「踊ることが好き」「バレエが好き」

 「自分が踊ることで感動を伝えたい」

 

●プロになるには何が必要なの?

 

 ①バレエ向きの身体

  健康であること。

  ターンアウトができるかどうか。

  身体が柔らかいこと。

   足首・膝など脚全体が伸びること。

  プロポーションがいいこと=顔が小さいこと、手脚が長いこと。

  スタイルがいい。身体のラインが綺麗なこと。

  身長がある程度必要(小さい、大きいは不利)

  美男美女だとさらに良い。

 ②音楽性があること

  リズム感があること。カウントを取れること。メロディを表現できること。

 ③運動神経がいいこと

 ④表現力があること(演技力)=役柄の気持ちになって踊る感性がある。

 ⑤頭がいいこと

  ・見たもの、聞いたものを理解して覚えること。

  ・自分で応用させて考える力があること=習った基礎を次に活かす力。

 ⑥繊細で強い心を持っていること

  ・努力ができること(欠点や弱点を克服する強い意志)

  ・先生の指導したことを必ず守ることができること。しかも、できるだけ早く。

   ※ターンアウトを守って動くには①、③、⑤、⑥が無いとできません。

  ・「選ばれる/選ばれない」ということが良くある世界。それに負けないこと。

   嫉妬の気持ちは誰にでもある。だからといって意地悪する人は良いダンサーに

   はなれません。悔しい気持ちは自分を磨くことでしか克服できません。 

 

●健康がなによりも大事。それはどうして?

 ダンサーは身体を酷使する。ケガも多い。

 もしダンサーになれても、 ケガをすると、 降板(本番踊れない)になる。

 ケガが原因でダンサーをあきらめる人は実は多い。

 子供の頃に間違った訓練をするとケガをしやすくなるから、

 子供時代の正しい訓練はとても大切。

 

●なぜ早く始めなければいけないの?

 正しいターンアウトを身につけるため。

 大人の身体になると、ターンアウトはしにくくなる。

 子供の頃からやらないと身につかない。

 

●プロになるための海外バレエ学校では何をしているの?

 

 ・入学時期 学校によるけれど、10歳前後から入学(初級)、

       12歳からのところも。

 ・年齢   ロシア=10歳入学、18歳卒業。※訓練は10代で完成。

 ・カリキュラム

   10歳で入学してから

      週3~毎日のクラシック。

      ストレッチやエクササイズ。

      週1~2のキャラクターダンス、コンテンポラリー

   12歳くらいから

      クラシックは毎日になる。

      上記に加えて、女子はポアントワーク。

   14歳くらいから

      ヴァリエーション、レパートリー、 パ・ド・ドゥ、

      筋トレやピラティス

 

 

●生徒の皆さんに求められているもの

 

 ◆マナーや態度について

  将来良いダンサーになることを目指す生徒は良いマナーや態度・姿勢を身につける

  ことが必要です。もちろん、他の生徒にとっても必要ですが、プロを目指すには、

  パーフェクトをめざします。

  なぜなら、それ以外の生徒や下級生はみんなを注目することになるからです。

  それに見合う行動をするように努力をしてください。

  また、指導者はそれを見て、外部に推薦できる人材かどうかを判断しています。

  バレエ学校によっては指導者の推薦状が必要です。適していないと判断される場  

  合、推薦はできません。

 

  ①あいさつ(対 指導者、外部への礼儀)

  ②受け答えや態度。

   「はい」「いいえ」「ごめんなさい」「ありがとうございます」

  ③レッスン中の態度。

   集中する。積極的にチャレンジする。前向きな姿勢。

    ※機嫌の悪い日に態度に出る人は要注意。

  ③周囲をよく見て行動すること。状況判断ができること。

   例:稽古場の準備、片付けを率先して行う。

  ④報告・連絡・相談を必ずする。

   例:講習会、ワークショップ参加の場合の事前報告、事後報告。

   理由)指導する上で重要な情報だから。

 

  ※ここに記載していないことで大切なことはまだまだたくさんあります。

   クラス内で気づいたときに伝えます。

 

  ◆ご両親との関係

   バレエのプロになるためには、高校や大学受験のために塾で勉強をしなければ   

   ならないように、たくさんの経験をバレエでしなければなりません。

   それは、とても時間とお金をかけることなので、プロになるのは子供だけがやりたい

   と思っていても、ご両親が賛成してくれないと、とても難しいことです。

   日常からご両親と自分が何をやりたいかをお話できるようになっておきましょう。

   そして、やりたいことを支えてくださるご両親への感謝や敬意を大切にしてくださ

   い。また、言葉や態度にして出すことも大切です。

 

   スタジオからもご両親からの申込があって初めてプロになるためのお話      

   をしています。それは、スタジオと生徒とご両親の三人四脚の足並みが揃って

   初めて成功することだからです。